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2017年12月13日
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七巡目 調声の際のこだわり(3グラスP)

2016年05月08日
どうも、人力師やっていたことがあるほうこと3グラスPです。
今回は「調声の際のこだわり」ということで私個人のこだわりについて綴っていきます。毎度恒例ですが、自分がUTAU式人力をしていたのが相当前なのでうろ覚えの部分がありますことをご容赦くださいませ。

私がUTAU式人力でこだわることは「ノイズを出来る限り排除すること」「滑らかに歌わせること」「声の表情を出来るだけ揃えること」に集約されます。
これらは私が元々人力歌唱……というか人力VOCALOIDが苦手だったことに起因していると思います。

私が特に時間をかけるのはノイズの排除です。機械音がまとわりつくのは仕方ないとしても、声を聴いているつもりが露骨な機械音が聞こえて来たら途端にテンションが下がってしまいます。オケと合わせてしまえば隠れるノイズもありますが、それでも自分が分かる範囲ではノイズを徹底的に排除しようとします。

ノイズの排除方法を記述しますが、私のこだわりポイントの一つである「声の表情を揃えること」も絡んできますのでついでに。
おそらく何度も記述している可能性がありますが、私がノイズを排除する方法は3通りあります。
1.ぼいんぼいんプラグインで音符を分割する
2.Hフラグを調節する
3.エンジン選択プラグインを使用して、使用エンジンを変更する

一番使う方法は1です。ここで子音と母音に分けた時に母音の音符を変更したりします。
基本的に母音に対してはノイズの目立たない、綺麗に伸びる音を選択します。しかし、曲調・周りの音にそぐわない母音を選択すると、その音だけは綺麗に再生されたとしても不自然になってしまいます。また、音階によっては綺麗に再生されない場合もあるので都度Shift+右クリックの操作で使用する母音を選択しなおします。
(一応言及しますが、声を張る部分や一文字目の音にアクセントとして強く発声した音を使用するという方法はあります。表情の異なる音源をそろえているUTAU音源の使用方法の一つですね)
ちなみに、綺麗に再生されていても声の表情が合わない音もやはりぼいんぼいんプラグインで子音と母音に分割して母音部分に別の音のものを合わせるということもたまにやります。

声の表情があまりにバラバラだとキャラが歌っているというよりも、「音を切って繋ぎました」という不自然さが露骨になるので、「歌わせる」のであれば声の表情がある程度以上揃っているのが好ましく思います。

さて、ノイズの排除・声の表情を揃えるについては上記で触れたので、残った「滑らかに歌わせること」について触れていきます。

母音、な行・ま行・ら行を滑らかに繋ぐのは難しいのですが、これを上手くできれば聴き心地が格段に良くなる……というのは私の持論です。
自分がよく行う方法としては
1.オーバーラップ値を増やす→エンベロープの正規化を行う
2.STP値を増やす
3.小さい「ん」の音符を前に入れる

1の場合、まず基本的に原音設定は後から調節する必要がないように行いますが、曲によっては個別に調節する必要が生じる場合があります。
例えば、母音同士を繋ぎ合わせる時などは先行発声・オーバーラップ値を大きめの値(例:先行発声70・オーバーラップ150)にすると普通に母音結合した時より音の境が曖昧になって結果滑らかになることがあります。
な行・ら行なども先行発声・オーバーラップ値を個別に設定することはありますがどちらかと言えば母音の音に対してよく行う方法です。

2ですが、これは1の方法では滑らかに繋がりにくい音に対してよく行います。
音符個別のプロパティの詳細設定でSTP値を設定することが出来ますが、ここで値を入力した分だけ子音部(というか音のファイルの前部分)が切り詰められるので、結果として発声が前にずれた感じになります。
リップノイズなどの異音が混ざっている等の理由で滑らかにつなげられない音はSTP値を設定した上でエンベロープを正規化すると聴き心地が多少滑らかになります。
ぼいんぼいんプラグインで分割した子音と母音が綺麗に繋がらない時も、母音のSTP値を設定すると音の境がより曖昧になります。
ちなみに、連続音の音源に歌わせたustを単独音用に歌詞を直して歌わせた時に妙に舌足らずな音があると思ったらSTP値が初期化されていないという事例もありますので、STPを設定しないにしても注意するに越したことはありません。

最後に3の方法ですが、な行・ま行・ら行に対してたびたび行います。
同じ母音の音が続いた時・タメた歌い方をさせたい時に「ん」を挟むと、発声の棒読み感は緩和されます。
方法は
1.前の音符の後ろ30~60だけ休符化→休符の「R」を「ん」に変更する
2.若しくはしっぽぽんプラグインで後ろを短い母音の音符にする→歌詞を「ん」に変更する
があります。どちらもポイントは「ん」の音の境を前後と曖昧にすることです。また、音量を前後の音より小さめにするとより自然になります。

ノイズの排除・声の表情を揃えることにもつながりますが、音を滑らかにすることで「切って繋いだ」違和感を覚えにくくすることが出来ます。耳にとっての違和感を緩和することが、キャラクターを「らしく」歌わせることに結果として繋がるのではないかと私個人としては思います。
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